『おれがしのぶを助けたかった』
本当に一日一冊を実行中。
ちなみに只今絶賛授業中ですが気にしない!(気にして下さい)
取り敢えず前巻感想書き終わってからまた編集します。
ヒロインを「実は血縁者?」展開で潰しにかかるとは思いませんでした。
(さらにどんでん返しがありますが)
ヒロイン・希望(と書いて『のぞみ』)は恋愛脳すぎてアレなんですがあそこまであけすけだといっそ好印象です。
自分の恋愛感情に素直な女キャラが好きです。
照れ隠しが過ぎるツンデレとか超鈍感とか割と苦手。
しかしこの本におけるヒロインはしのぶのようで、主人公の嫉妬は専らしのぶに向きます。
希望ちゃん可哀想マジ可哀想。
せっかくタケルパパと渡りをつけたのに、そちらはしのぶの嫉妬(?)でなかったことにされちゃうし。
希望ちゃんもなかなかにモテる子で、不良の赤糸くんや鈍臭い系クラスメイト林田くんにも惚れられ、タケルもそれを知っています。
が、タケルが嫉妬を燃やすのはしのぶの同僚のまりあさんだったり上司の委員長だったり。
タケルにしか見せていない長ランの裏地刺繍を、しのぶが委員長に嬉々と見せたことに対するタケルの嫉妬ぶりは異常。
目を醒まして!いや楽しいからいいけど!
あと赤糸くんがいい人でびっくりです。
雨に濡れて弱ってしまったしのぶをお姫様だっこ(!)で快く運んでくれた上、またも嫉妬にぐるぐるしてるタケルに「雨宿りするだけでいい?病院行く?どこに運ぶ?」と叱咤してくれます。
いい人だー。
(ちなみにタケルは対エイリアンのいざこざで片手を捻挫したためにしのぶを運べません。その嫉妬の塊な内心の呟きが冒頭)
タケルのリアクションは完全に恋ですよね。
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