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『にどとはあえないばしょに
 ひとりでいかないとちかって』




読了。
なんですけど……えええええ。
た、タイムスリップオチなんですかねこれは。
ハッピーエンドっぽいので良かったねと云えば良かったねなんですが、どうなんだろう。

あとやっぱり目が滑る。


アキラ以外のことがどうでも良すぎるシゲルが楽しいです。
新宿クラス送りになったアキラを救うため自分も新宿に行くか?という一案に対し

『正直言って、アキラ以外のメンバーには興味がないし、アキラだけを救い出せばいいのだから』って 正 直 す ぎ る だろう。

まぁ新宿クラスと接点がないので仕方のないことではあるんですが。
十八〜二十一章はシゲルデレ祭りで私の心臓が持ちません。


対するアキラの悲惨さが……いっそ殺してあげてーな燦々たる状況です。
しかし色々やらかしてたことではなく、濡衣で新宿クラス送りなのが釈然としないというか。


減っていく新宿クラスの死に際が誰も彼も切ない。
手を繋いでドーバー海峡の風を夢見ながら死んでったイワキとオワセ、シマバラを先に行かせるために自ら置いていかれたイワクニ、笑いながら墜落してったハママツとトワダ……
どちらも妙に爽やかな分ショッキングでした。
その後の地雷原もきっついです。




しかし結局兄ちゃんの脱走は

校長に見込まれる

トンネルで脱走

難無く『成仏』

でいいんでしょうか。
シゲルのおねーさんの死の真相とか、いかにも情報操作されてそうなものは結局色々と放置だった気がします……。
タダノの過去も、気になる感じの描写だけされていて結局わからないまんま。
ていうか、プロットの中にタダノの詳細を書く必要がないなら、わざわざ『過去になんかあったんですよ〜』な匂わせすることすら意味な気もします…。
別に、狂人には全て理由がなきゃいけないってこともないでしょう。

話のリアリティ的に主人公達の立場が全てが知ることは出来ないし、プロットとしても全て描く必要もないとは思いますけど。
ただ単に私が気になるってだけだ!


あと地味に気になるんですが、二人が現実の昭和39年に飛ばされたとして。
待ち受ける未来は、やはり旧地球の大東京学園なのでしょうか?
大東京学園が何年なのか明確にはされていませんが、まぁこの二人の寿命は尽きている頃なんでしょう。……多分。
今日明日にそうならないかぎりは!こえぇよ!
しかしその子供、孫くらいになってくると微妙ですよね……。
そう思うと結局は緩やかなバッドエンドな気がします。
でも、大東京学園ルートを回避してしまうとアキラとシゲルは昭和39年に来ないわけで……。
いや、別にアキラとシゲルのお陰で大東京学園が設立されなかったZE!という程大それたことする気もなさそうな二人なので、昭和39年に来ない=大東京学園設立という図式が成り立つわけではないですが。
未来が変わったら平和な世界の片隅で『成仏』メンバーは不意に消えちゃったりするんでしょうか。
そう考えると切ない。

あとパニックに陥った学園に残された他の学生達とかどうなんでしょう……。
ノシロとかリュウガサキとかカゴシマとかアタミとかアタミとかアタミとか。(そこか)
それとなく乗り切って、それとなく卒業していくんでしょうか。
逃げ出した世界なので知ったこっちゃねぇという話ではありますが、一抹の寂しさも感じたり。


でもアキラとシゲルはあのまま同棲してビジネスで大成功すればいいと思います!
その前に大学か?
二人は実用的な知識はいっぱいだけど受験知識的な座学はさっぱりだから、バイトしながらうんうん勉強して、「でも命懸けじゃないだけマシだな」ってお互いに苦笑したりすればいいと思うの。
やっすいアパートに一緒に住んでさ。交替で家事やりつつ。
シゲルは目的がはっきりしてるから大学選びも就職先希望も早くて、アキラは一緒のとこが良いなーとかでもこれ興味あるなーとか色々考えてけばいい。
柔道希望なら体育大か、進学せず道場入り?

色々あった二人ですが、これからは一緒に大きくなっていくんだと思うとハァハァほっとします。


しかし著者本人も云っている通りタイトルは謎ですね。
なんかこう、すごくしっくりきてるのはわかるんですけど。
『ロミオ』…敵方の少女に恋して、親友の敵討ちをしたために恋人と引き離されて、それでも愛を貫いた悲劇の青年。
詳細が被るとは思いませんけど、苦難の人生を生きた少年=『ロミオ』二人があのエンディングなら『永遠に』なのも頷けるかと。

本来ならば死んでしまう『ロミオ』達は、逆境に勝ち抜き永遠を勝ち取った。

そんな感じ、かな。
死んでしまって『永遠』という見方もあるかもですが。
なんとなく、いつまでも一緒に笑っている二人が想像出来て素敵なタイトルです。

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