下の記事に続くネタとしてどうなのよって感じですが、観てきました。
日曜な上、題材が題材なだけに子供多くて正直不安だったんですが、私がチケット取れてた前の方の席は逆に大人ばっかでした。
(子供は好きだけど、映画や芝居で邪魔されんのはすごく嫌)
多分、優先予約でスタートダッシュ切った鴻上目当てが前の席に固まってて、ドラえもんだし、子供休みだしってんで一般で直前で取った親子連れが後ろの方に固まってたんじゃないでしょうか。
鴻上を子供に観せていいの?ってのもちらっと思ったんですが、流石本人がドラえもん好きを公言してるだけあって原作に忠実(多分)でしたね。
個人的には露骨に説教クサイの苦手+ドラえもんに思い入れがないので微妙と云えば微妙でしたが……。
昔はドラえもんは嫌いですらありましたし。
だって他人任せ→度を過ぎるのコンボを繰り返すのび太っていらっとしません?
でも演出自体はいつもの鴻上作品〜な感じで楽しかったです。
ダンスとかアクションとか、照明や映像の演出とか。
ワイヤーアクションや映像を多用して、アニメと云うか「二次元」の世界観を具現化させてるのは流石というか。
空飛ぶ描写を人形にしちゃうのは、ミュージカルの「天使」でもやってましたね。
本人がそれを持っちゃったり、黒子という「暗黙の了解」が多用されてるのも印象的でした。
リアリズムの逆を地でいくと云うか……ある意味日本の舞台芸術史的には逆走していると云うか。
「革命」の時も自ら「同じ人間が格好を替え何度も通ります」とか説明してたりしましたしね。
下でギアスドラマCDの時も呟きましたが、そういう楽屋オチは(ry
あとジェットモグラ(道具)役が無駄にハイクオリティで笑えました。
なにその無駄に素晴らしい身体能力!
子供向け、てのもあるのかもだけど、開演前のショーだったりラストも客席の方までノせる感じの歌だったり、全体的に「ショー」っぽさが強かったかな。
判り易くアツイ、て意味では楽しかったけど。
原作通りの展開だとしたら仕方ないのかもしれないけど、やっぱり大人が観るものとしては掘り下げがなぁ……という部分がなきにしもあらず。
環境破壊に関して説明しだした時には「教育番組かよ」ってぐらい露骨というか教科書みたいな内容だったし。
今の人間(のび太達)VS未来の人間(ニムゲ)みたいな、自分自身との戦い……ていうとクサイけど、「自分を映す鏡」みたいな存在として扱うのかと思いきや、特に同族意識もなく戦うんですよね……。
子供(でも小五だよね?)だから仕方ないかもだけど。
そこは「他ならない僕達人間だったんだ……」と気付いて欲しい所。
人間=皆同じに全部が全部なるのはウザイけど、「自分はやってない」「自分は違う」っていう意識もいかがなものかと。
更に、攻撃してたのが一部の過激派だった、ってオチも若干がっかりしたり。
結局「悪いのは個人だもん!人間悪くないもん!」な感じがひしひし……
まぁこれは原作に云うべき台詞ですよね。
あとはー……しずかちゃん@すほうれいこが美人さんでした。
あとスパイのおねーさまがかっこ良くて惚れた。
ていうか全体的に女性キャラが男前。
ひらひらスカートでアクションしててなんともいえません。
んでチッポ可愛い。わんこ!歌うまい!
しかしいくらネタバレになるとはいえプログラムもーちょっと詳しくしてくれないかなぁ……
舞台だと正直顔だけじゃ判別つかないよ……
PR
この記事にコメントする