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ちょっと前ですが読了!
えーと、5日の昼、かな?

不思議な街の、ふたりの男の子のお話。
(端的な説明)(でも間違ってない)
アビと宵里、どっちもかぁいい!のです!
いかにも思春期ーな、宵里に憧れちゃったりじたばたしてるアビも可愛いんですが、
飄々として何でもお見通し?に見せかけて結構子供っぽいとこのある宵里がすき!
でも「宵里」と書いて「しょうり」と読むのですが、どうしても「よいて」と読んでしまいます……
ほら、ね!いるからね宵のつくかわいこちゃんが!

短編が四つ入ってるんですが、その物語自体より
何気ない会話や行動、アビ・宵里の癖に萌え転がります……

しかし、どことなくラストを先読みしてしまう癖をなんとかしたい所存。
想像通りになっちゃうこと自体が嫌なわけじゃないし、分かり易いから駄目とかいうんじゃないんですが……
「宵里がいなくなる」って話が出たとき「あ、やっぱし」と思った自分のばかばかorz


でも、そのエピソードの、宵里が出発を打ち明けるシーンで聴いていた曲が「優しい両手」で……!
ホントに偶然の、お気にファイルを再生してる時に当たったんですけど、
もう、切なくて切なくて……!!

「信じていたい、貴方が来るのを いつの日か此処で巡り逢うため
 感じていたい、声が嗄れるまで 温かい手で私に触れて」

ていうのと、

「それでも、いつかきっとどこかで逢うんだ。
 はじめて逢った日のように。」

っていうのが、ね……!
しかも言い出したのは宵里のくせして、アビが同意すると「薄情だな」とか云い出す可愛仔ちゃんめ。
お別れで〆ているラストですが、きっとふたり結局また逢うんだなーって感じがいいです。
淋しいけど、哀しくはない。


書いてる人がいかにもポーとかトーマとか世代だなーって感じですが(その世代の母親と一つ違いだし)、あの少年ものはいいです。
今のボーイズラブほど「恋愛」らしい「恋愛」ではないんですが、
単なるクラスメイト的な友達以上の繋がりがあって、お互いがかけがえのないものだっていう。
その微妙な空気感というか、言葉にならない関係性が好きです。


この本のお陰で立体構成二つアイデア頂きました……(出来はともかく!)


あ、でも正直、「少年は卵から生まれるんです」はちょっと引きました。

それでも母親は「わかる」っていうんだから、やっぱり類友さんなんだなぁと。
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